3000円コース「未来の恋は手の中にある！？」：恋愛感度を高めよう！

「では、今日の日付と、生年月日、名前をフルネームで、そして年齢をここに書いてください」ゆきまる先生は、顔出しはしないけれど大人の知性を感じさせる落ち着いた美人。「今日は風邪をひいてて、声があまりキレイじゃなくてごめんなさい」とおっしゃるものの、やさしく響く声で青木さんの気持ちをリラックスさせているのがわかります。

そして青木さんの手を取って「手相の基本」をレクチャー。
「手相は、左手に生まれながらの資質が現れ、右手に社会とつながっている後天的な要素が現れます……有里さん、大人しそうに見えるけれどじゃじゃ馬さんですね。とっても自力本願の手相をしています」

実は青木さん、２５歳の若さにして会社を起ち上げたハイパー根性女子。見た目はあどけない顔立ち、コーディネートもおしとやかなお嬢様風なのに……いきなりバレバレです。

さっきまで「手相…当たるのかしら」などと言っていた青木嬢、顔がぽっとなって「センセイ、私、結婚できるでしょうか？」と子猫のように従順です。

そう！２７歳、オンナの重要なターニングポイント。結婚運が気になるお年頃。しかも私は、先生が来る前に「今の彼氏と別れようか迷ってる…」という話を青木さんから少々聞いていたのです。

「そうですね、結婚運の前にまずは過去の恋愛から観ていきましょう」ゆきまる先生は落ち着いて、青木さんの手のひらをじっと見つめています。

ゆきまる「運命線は、手首の方が０歳、中指の付け根が１００歳です。

だから有里さんは今、このあたり……１０代の終わりに、大きな恋愛がありましたね」
青木「あ、はい、１９歳から２０歳にかけてありました」
ゆきまる「ずっと、出会いには困らなかったみたいですね。１０代の早い頃から恋愛経験があったはず。色っぽい手相をしています」
青木「そう言われてみると…（赤面）」
委員長「いーなー“色っぽい手相”って（笑）私もなりたい」

青木さんは自分の恋愛のこと、何一つ話していないのに……
ゆきまる先生っ！さっきどこかに隠れてましたか？
テーブルクロスの下とか……

青木さん、「今の恋愛で、ハートがお疲れね」と手を見ただけで言い当てられ、動揺を隠せません。今の彼には「一度ふられて、必死でお願いしてよりを戻してもらっている状態……でも本当に好きなのか、この人と結婚したいかというと自信がない」という微妙な恋愛を続けているそう。手相にそんな辛い彼女の恋愛が刻まれていたのか……どこに？どのシワに？奥が深い！

ゆきまる先生に「潔癖症になりすぎず、他の人とデートもしてみてね。本当に、いい出会いがまだ待ってるから」と言われて、スッキリした笑顔でうなずく青木嬢。

「手相なんて！」と思うのは簡単ですが、「自分を客観視する」「誰かに背中を押してもらう」機会にもなるようです。
そばで聞いていて、印象的だったこんなやりとりがあります。

ゆきまる「好奇心旺盛ですね。ある程度までがんばったら満足して、次に行きたくなるでしょ」
青木「えぇ、飽き性で…」
ゆきまる「飽き性なんてマイナスに捉えちゃだめ。『私は新しいことをするのに向いてるんだー』とプラスに考えてみて。素質を活かすのは、“自分次第”だから」

そばで聞いていた私も、思わずうなずいてしまう力のある言葉でした。

最後にふわっと“お母さん”の顔を一瞬見せて、ゆきまる先生は帰っていかれました。

残った私たちは「当たってた…」「手相信じる！」と始まる前とはうって変わって興奮気味に、１時間ぐらいお店でしゃべっていました。

現在、ゆきまる先生は定期的な鑑定は行っていないのですが、１０月からは毎週１回、手相観を再開されます。
ぜひ、恋や仕事に迷う女子は、自分の手の平に描かれた運命を読み解いてもらってみてください。

幼少時から占い好きで、18歳の頃に手相に興味を抱く。好きが高じて手相鑑定人として活動を開始、音楽業界・スポーツ界などさまざまな著名人の手相を鑑定。雑誌やウェブ、「玉田圭司　オフィシャルブック」（ソニーマガジンズ）巻末での手相観対談など、各メディアで活躍中。

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